コマセって何気にお金がかかります。
オキアミに集魚剤。
オキアミだけでもいいでしょう?と思うのですが混ぜずにはいられない。
そこで集魚剤の一部を米ヌカで代用してみました。
釣果に影響があるのかは、まだはっきりとはしませんが、量はしっかりと増えています。
米ヌカをゲット
まずは材料となる米ヌカを手に入れます。
撒き餌代を安く済ませるために、米ヌカを無料で手に入れてきます。
訪れたのはコイン精米所。
都会にでは目にすることは少ないのですが、田んぼがある田舎ではよく目にする無人機械。車でちょっと走ればすぐに現れるのでコンビニよりも多い気がしています。
精米機とは、籾殻(モミガラ)を取り除いた「玄米」の状態から、ヌカを取り除いて「白いお米」にする機械です。当然取り除かれたヌカは集められ溜まっていきます。大抵の精米機オーナーは「溜まってもそんな使わないし」「無料で持って言ってね」というスタンスなので、米ヌカを利用する人は必要に応じて米ヌカを持って行きます。私もちょいちょいいただきにきます。
米ぬかにEM活性液を混ぜて微発酵させる
次に米ヌカをちょっとだけ発酵させておきます。
そのままでも良いとも思いますが、私的には発酵した米ヌカの方がいい匂いがして好きなもので。
使用したのは近くの農産物直売所で購入したEM活性液。
EMとは、有用な微生物群(Effective Microorganisms)の略で、乳酸菌、酵母をはじめ 光合成細菌、放線菌、糸状菌など数十種類が含まれていて、一般的にはEM菌と総称されています。
化学肥料による農法から有機農法などの自然栽培の需要が高まったことにより、現在では広く認知されるようになりました。園芸店でもEM発酵肥料といった発酵済み肥料などを多く見かけます。
そんなEM菌を米ヌカに混ぜて少し発酵させておくのです。
分量は米ヌカが少し湿ってお団子ができるくらい。水分量30%くらいでしょうか。
米ヌカぼかしを作る要領と一緒です。
釣果
果たして釣果はというと。
フグはめちゃくちゃ寄りましたが…。
今回の釣りでは効果の程を測るのは難しい結果となりましたが、過去にも発酵した米ヌカを集魚剤に混ぜて使用していたこともあるので、全く釣れないということはないと思います。もう少し検証が必要ですね。
まとめ
なんで米ヌカを使うのか?
私が小学生の頃に近所の沼によくタナゴを釣りに行ったのですが、その際に父が炒った米ヌカを水面に撒いていたのです。祖父もそうしていたというので昔からある方法なのでしょう。炒りヌカを撒くと朝靄煙る静かな水面にポツポツと波紋ができ、小魚たちがいっせいに集まってきたのを覚えています。
そんな経験から米ヌカには魚を集める力があるのではと考えているのです。
今の所それほどの釣果がないのではっきりとは言えませんが。
ともあれ撒き餌のカサが増すのは確かで、水分を含むとまとまり易く使い勝手にも問題はなさそうなのでしばらくはこれで試してみようかと思います。