ヒラメ、アナゴが釣りたい…食べたいのです。
ということで泳がせ釣りの準備です。
そう、今週末に少しだけ釣行の許可が下りたのです!
本来ならばサビキでアジをゲットしてそれをエサにできれば最良なのですが、釣れる自信がないので事前に手に入れて持っていくことにしました。
どうやら海の泳がせ釣りでもドジョウが使えるらしいのです。
今回はヒラメ、アナゴ釣りの前にエサとなるドジョウを入手するところをご紹介します。
入手方法
まずはドジョウを入手します。
さて、どこで?
方法1:近所の小川に行き網ですくい捕る
方法2:購入
私が小さい頃(30年程前)は近所の田んぼの用水路の泥に網を突っ込めばたくさんドジョウが捕れたものでした。
さて、昔のように捕りに行こうかと思ったのですが…
あいにくの天気。
空気も冷たいっ!手が凍える!!
ということで、
早々に購入の方向へ切り替えます。
さて、購入先をあたります。
まずは近郊のペットショップ。
しかし取り扱っているのは観賞用の小さなシマドジョウでした。
小さい割りに結構なお値段が付いています。
どうしたもんじゃろうかと、思い込んでいると
ふとある光景を思い出しました。
これです。
ある。
あるある。
佐倉惣五郎が祀られる「宗吾霊堂」の門前にある「又兵衛」さん(宗吾店)です。
又兵衛とは
千葉県成田市にある有限会社 又兵衛は、川魚専門店として長年の間、昔ながらの製法で「佃煮・甘露煮」を製造販売しています。
印旛沼にほど近い当地では、昔からクチボソ・ハゼ・モロコといった小魚や、フナ・コイなど淡水魚の漁が盛んでした。弊社は、それらの素材を活用して、こだわりのタレでじっくり煮込んだ佃煮を自信をもってご提供いたします。ご家庭でもご贈答用にも喜んでいただいていますので、どうぞ皆様もご賞味ください。
また、「成田詣で」が盛んになった江戸時代から、成田では鰻料理で参詣客をもてなしていましたが、その鰻が人気を博したことから、鰻は「成田名物」として広く知られるようになっています。船形店では、食堂で鰻料理を召し上がっていただけますし、リーズナブルなお値段でお持ち帰りいただける商品もございますので、弊社の鰻で元気になっていただきたいと願っています。引用:鰻と川魚の「又兵衛」HPより
通りすがりやお寺への参拝の際にいつも目に入っていたのですね。
私の実家ではお盆や正月のうなぎをこちらで購入しているので、馴染みがあるといえばあるのですが、個人的な訪問は初めてです。
ちなみに又兵衛さんはうなぎ料理が食べられる船形店の他に、ここ宗吾店や成田山参道にも店舗があるので近くに来た際は立ち寄ると面白いですよ。
ドジョウは100gで400円です。
お店のおばちゃんにどれくらいの量なのか訊ねると、
手のひらをお椀にして「これくらいかなぁ?」と言うので、
「ドジョウ4~5匹」くらいかなと思っていたのですが…
↑こちらは釣りの後に残ったドジョウ。
釣りで5匹くらい使いましたが、まだ20匹はいるでしょうか?
ちなみに購入時にはこんな袋に入れてくれます。
釣り場で撮った写真なのでちょっと分かりづらいですが、
ドジョウを入れたビニール袋の口を開けて、牛乳パックのような箱で固定し手渡してくれます。
ドジョウはにはエラはがなく口から空気を摂取します。
桶の中のドジョウをよく観察していると、空気を吸いに水面へ浮上してくる様子が観れます。
そのため水面が新鮮な空気に触れている必要があるのですね。
普通の魚と違い、ブクブク無しでも水さえあれば生きていけるのです。
ドジョウってすごい!
エサとしてのドジョウ
淡水に住むドジョウですが、海水でもある程度は生きながらえることができるそうです。
実際に泳がせ釣りのエサとして使いましたが、30分ほど投入した後に引き上げてもまだ元気に動いていました。
ただし、先ほど述べたようにドジョウは水面で呼吸します。
そのため長時間海中に沈んだままだと窒息してしまいます。
長く元気な状態を保つためには15分に1度くらいは海中から引き上げてあげたほうが良いのかもしれません。
また「ペットとして飼育しているうなぎのエサとして購入する」人もいるそうなので、アナゴも同じく捕食するのだと思っています。
食材としてのドジョウ
ドジョウの栄養
疲労回復・滋養強壮!
「うなぎ1匹、ドジョウ1匹」といわれるほどドジョウの栄養価は高いらしいです。
ドジョウ1匹でうなぎ1匹分の栄養があるそうです。
特にカルシウム、鉄分、ビタミンB2、ビタミンDの含有が非常に高く、他の魚類をしのぐ栄養を持っているそうです。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける効果があるということなので、ドジョウを食べれば豊富なカルシウムを効率よく摂取できるのですね。
また、表面のヌルヌルにはコンドロイチン硫酸やコラーゲンを多く含むため、保湿や美容にも効果がありそうです。
漢方ではドジョウは、体を温める効果と、余分な水分を排出し解毒(デトックス)効果もあるといわれています。
マクロビ的にはドジョウは「中庸」の食べ物。
陽性でも陰性でもなく偏りのない食物なので精神的にも安定しやすいとされています。
なんて魅力的な食べのなのでしょう!
味は?
これだけたくさん居るとやはり使いきれずに余ってしまいます。
どうしましょう。
しばらく一緒にいると愛着がわいてきてしまい、
「こいつ可愛いなぁ」
「飼ってみようかな…」
「天然物だし生まれた沼に帰してあげようかな…」
などという思いに駆られます。
しかしここは心を鬼に、そう私は人間という動物!
君は食すために店頭で売られていた食用ドジョウなんだ!
私はドジョウを味わいたいのだ!
葛藤の末、唐揚げにして美味しく頂くことにしました。
味はというと、
うなぎと違い少々淡白。
小さい個体は揚げてしまうと骨すら感じないほどサクッといけます。
大きめの個体はワタの部分が少し苦く感じることもありますが、
見た目のグロテスクさからは想像できないほど美味しいですよ。
調理
食材
- どじょう 20匹
- 酒大 適量
- 生姜 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 片栗粉 大さじ3
調理方法
- どじょうにお酒をかけて酔わせます。
おとなしくなったら次の工程へ - 生姜、醤油で味付けをし
片栗粉をまぶして180度くらいの油でカラッと揚げて完成。
今回も見た目がいまいちですが…味は良いですよ。
ビールのおつまみに最高です!
まとめ
「ヒラメ、アナゴが食べたい」という衝動から始まった今回のドジョウの件。
小さな頃には身近にいたのですが大人になるにつれて疎遠な生き物となっていました。
今回の件で、ドジョウの意外な生態や食につて得た情報はなかなか有意義なものでした。
そしてお酒のおつまみレシピも一つ増えることとなりました。
うぅ〜ん、ドジョウってすごい!
釣果については、次回の記事で書きたいと思います。