先日家族で茨城県にある大洗水族館へ出かけてきました。
そこで見つけた「LINNE LENS(リンネレンズ)」というAI魚図鑑アプリ。
コレかなり使えるのです。
スマホをかざすだけで、瞬時に魚名を認識。
水族館や動物園にいる10,000種類の生物を判別可能なので、館内の生き物はほぼ網羅。
釣りやシュノーケリングなど野外での利用にも使えて何かと便利です。
LINNE LENS(リンネレンズ)とは
引用:LINNE LENS
さがす、わかる、生きもの図鑑。
LINNE LENSとは、スマホをかざすだけで約10,000種類のも生物名を瞬時に判別できるカメラAI図鑑です。
魚類を中心に、哺乳類(イルカ)、鳥類(ペンギン)、両生類(カエル)、爬虫類(トカゲ)、甲殻類(エビ・カニ)、軟体動物(イカ・タコ)、刺胞動物(クラゲ)など幅広く認識できます。
私達家族が訪れた大洗水族館では、館内無料Wi-Fiを利用することでLINNE LENSを無料・無制限で使用することができました。LINNE LENSは全国各地の水族館・動物園と提携しているようなので、別の施設でも指定Wi-Fi接続時に限り無料で多くの来館者に向けてサービスを提供しているようです。
また提携施設で利用すると、生きものによっては飼育員さんの詳しい解説もみれたしするので色々な楽しみ方ができそうですね。
水槽の中にいる魚の名前がすぐわかる
近代分類学の父として知られる、18世紀スウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネ(Carl von Linné)の名からとったというLINNE LENS。
その認識品目数はなんと10,000種類。国内の水族館や動物園にいる動物の9割を網羅しているそうです。マニアックな魚でもしっかり判別してくれます。
使い方も簡単で、アプリを起動させ魚にカメラを向けるだけで認識。
「あの魚、えーっとー、名前名前どれだ?」と水槽前のお魚プレートを探しているうちに、いなくなっちゃった…。なんてこともなくなりそうです。
さらに複数の生き物を同時に認識可能。
大型水槽内で泳ぐ複数の魚も瞬時に認識するため、自分の関心に合わせたタイムリーな情報が手に入るのも嬉しい。
認識した魚は四角いポインタで囲まれ、魚名と認識精度が表記されます。
上に表記されているのが魚名。
下に出てくる「○○%」というのが識別精度。100%だったら「確実にこの魚ですよ〜」って感じ。
ちなみに、人に向けると「ホモサピエンス」100%と認識し表記されました。
小さくて動きの早い魚は難しいのか?
魚体の大きい魚はいくら早く動いていても認識してくれるのですが、メダカの様な小さな魚が忙しなく動いていると認識しづらいようです。
実際にペットショップのメダカ売り場でカメラを向けると、すこし認識にとまどっているようす。でも動きが遅くなった瞬間を逃さず認識してくれていました。
水族館以外でも活躍!
今回大洗水族館内のWi-Fiを利用することで無料で利用できましたが、本当は有料アプリ。
料金を支払ってダウンロードすればフル機能をいつでも使用できます。
ただ、無料版でもある程度利用可能です。そのかわりいくつか制限が出てきます。
無料版は1日10品種まで
基本機能はだいたい使えるのですが、無料版は1日10品種までしか認識できません。
10品種を越えると、制限が出て認識できなくなります。
ただ、普通に生活をしていると10品種を見つけるのって以外と難しい。
そのため普段使いなら私は無料版でも十分かも。
ちなみに有料版は480円で購入できるので、魚や動物好きのお子さんがいるのならば一つダウンロードしてあげてもいいかも。
釣りにもシュノーケリングにも。オフラインでも使える!
水族館以外では、釣りや近所のお魚屋さんの魚の判別にも◎。
私は釣りもするので、初めて釣った魚なんかの名前がわかるのは嬉しいですね。
海釣りなんかをしていると、毒魚と呼ばれる体に毒を持つ魚なども釣れたりします。
誤って毒針に刺される前に情報がわかれば安心です。
さらにアプリはオフラインで利用可能なので、電波の届かない水の中でも大丈夫。
スマホの防水対策さえすれば、シュノーケリングやダイビング中にも活躍しそう。
まとめ
近年動物の種類はどんどんと減っていっているそうです。
ペットや作物のように人に都合の良い品種が増える一方で、自然界では人の手によって絶滅が進んでいっているのも事実。果たして人の手で創作された種が多様性として意味をなすものなのかも正直疑問です。
こういったアプリを使うことで、子供達にも自然や生き物を観察する機会が増えると思います。自分の周りには多くの生き物がいて、それは幸せで大切なことなんだと気がついてもらえる良い機会になりそうですね。