家族旅行で訪れたグアムの海。
ホテルの目の前にはエメラルドに輝く海が広がっています。
海にプールにショッピングに、南国のバカンスを楽しんでいる合間に、小一時間の釣りタイムをいただくことができました。
日本から持ち込んだメジャークラフトのパックロッドを組み立てて、いざエメラルドの海へルアーを飛ばしにいってきます!
グアム・タモン湾周辺の釣りポイントについて振り返ってみます。
日程
2019年7月17日(水)大潮
05:30 タモン湾
07:00 釣り終了
2019年7月18日(木)大潮
12:00 タモン湾
15:30 釣り終了
グアムの釣り場
タモン湾は釣り禁止。でも端っこなら大丈夫。
グアムのリゾートホテルが多く集まるタモン湾。
早朝などはローカルのおじさんが投網をしたりルーアフィッシングをしたりしている姿もチラホラと見かけますが、ホテル前のビーチは日中海水浴客で賑わうので基本的に釣りは禁止なのだそうです。
ただし、タモン湾の端の方はホテルもなく海水浴を楽しむ人もいないので、禁止されておらず釣りはできるとのこと。
具体的には北側ならニッコーグアムの外側。南ならばヒルトンの外側のあたり。
私が宿泊していたPIC(パシフィックアイランドクラブ グアム)は南側のヒルトンに近い位置にあったため、今回はヒルトンの先まで浜を歩いて移動し釣りをすることにしました。
釣り場までは歩いて15分程。
移動手段があればパセオ公園が良さげ
レンタカーなどがあれば良さげな釣り場がたくさんありそうなグアム。
ホテルのあるタモン地区からも比較的近いパセオ公園は釣り場が多く水深もあり釣りがしやすいそうです。
しかし今回は移動手段がないのでスルー。
ちなみに水曜日の夜はパセオ公園に隣接するチャモロビレッジェでナイトマーケットがあるそうです。水曜日にはタモン地区から直行する無料バスが出ているみたいなのでそちらを利用して釣りもしてしまうという荒技もありかもしれませんね。
満潮・干潮で釣場が変わる
この日は大潮。朝夕は満潮、日中は干潮でした。
実際に釣りをしたのは2回。朝の満潮時と昼の干潮時にそれぞれ2時間ずつです。
朝の部(満潮)
7月の日の出は6時頃。
早朝に部屋を後にしてビーチに向かいます。
ビーチ前にはホテル警備員のおじさんがいて、竿を担ぐ私を見て「Big Fish! Good luck」と気持ち良い挨拶をいただきました。
沖を見てビーチ左手に向かうとイパオ公園、ヒルトンホテルへと砂浜が続いています。
こんな早朝に外を歩いているのは釣り人くらいのようで、砂浜を歩いて行くとちょうどイパオ公園の前で地元のおじさんが投網を投げていいました。
透明度が高いので泳いでいる姿を確認して網を投げているようです。
ヒルトンを過ぎるとゴツゴツとした岩場が広がり始めました。
この先は岸がなくなり海を歩くことになる為、この辺りで竿を組み立てキャストの準備も整えておきます。
タモン湾は遠浅のリーフ地帯が沖200mほどに続いています。
満潮時は1〜2mほどの水深が続くような感じになるので、陸からキャストするか、腰下くらいの水深まで歩いて行きそこからキャストするような釣りになります。
この日はこの先50mほどジャバジャバと海の中に入りキャストをすることにしました。
狙うのは浅いリーフ上にいる魚。
タモン湾の両端は砂地が少なく岩礁帯が多いので、底を引きずるとすぐに根掛かりしてしまいます。トップ・フローティング系のミノーなんかが無難でしたが、油断すると思わぬところに突起した岩礁帯があったりするので引っかかります。
ただし根掛かりをした際でも遠浅なので、歩くか泳ぐかして回収しに行くことが可能です。
まずはトップ系のルアーから。ピチャピチャと表層を流したり。
事前にネット調べたところ、サヨリが泳いでいるということで購入したサヨリフローティングミノーを投げてみたり。
しますが、一向にアタリがありません。
朝の部ではノーヒット。
帰り際に足元(水深1m弱)で大きな青物の影が…。
魚がいないわけではないみたいですね、私の腕の問題。
ちなみに、後日ホテル前(水深1m)でシュノーケリングをしていたところ、50cmオーバーのGT(ロウニンアジ)を確認しています。ゴツゴツした強面で普通に魚肉ソーセージに近づいてきました。
昼の部(干潮)
干潮時は200m程先のリーフの切れ目まで歩いて行くことが可能です。
この日は沖からの波が強かったので、少し手前からキャストをしていました。
この辺りにはホテル前ではあまり見かけなかったナマコやウニなんかも大量にいたりするので、歩くにもおっかなびっくり。
また、岩礁帯はゴツゴツとした岩が多いのでマリンシューズは必須でした。
そのまま沖の方へ進むと少し盛り上がった岩礁帯が見えてきました。
ここがリーフの切れ目。
これより沖は急激に深くなっている外海です。
20分くらい歩いたでしょうか。
振り返ると、岬の奥に私たちが宿泊していたホテル群が小さく見えました。
結構歩きましたね。
割と足場の良さそうな岩を見つけたので、この岩の上でキャストすることにしました。
リーフの切れ目ではあるのですが、足元の海中をよく見るところどころに出っ張ったハエ根のような岩も見えるので、手前の根掛かりには注意が必要そうです。
ここまでくればメタルジグを投げても大丈夫でしょうということで、30gのメタルジグ(ジグパラ・スロー)を思い切りキャストしてみました。
曇天といえど青々とした南国の海に向かって、思いっきりジグをキャスト!
これがなんとも気持ち良い。
「なんだか釣れなくてもいいかも〜」という気分にすらなってしまいます。
沖に投げたジグをジャーク。
手間まで近づいてきたら、ハエ根に引っかからないようにリールを高速巻きして回収…
すると、ガツンと目の前でヒットし竿が大きくしなりました。
「うわー、こんな根の近くで…根掛かりが怖いぃ…あひぃぃ」と強引に引き寄せていたところ、運良く波が押し寄せてくれたのでその勢いに乗って、無事ランディングいたしました。
青いヒレがなんとも綺麗な、南洋のお魚「カスミアジ」でした。
ジグパラ・スローでゆっくり目のフォールアクションを意識していたのですが、高速タダ巻きの方に反応して食いつてきました…。
その後はヒットもなく収竿。
本日の仕掛け
- ショアジギング
ロッド:メジャークラフト クロステージ ライトショアジギング CRX-964LSJ(パックロッド)
リール:シマノ リール 17 セドナ C3000
PE:1.2号/リーダー:フロロ25lb
本日の釣果
- カスミアジ…1匹
まとめ
実に南国っぽい透き通るような青いヒレのカスミアジ。
計4時間の釣行ですから十分な釣果ですし、海外で釣りをするという貴重な体験ができただけでも満足の行くものとなりました。
釣竿は現地のお店で購入することもできたのですが、選べるバリエーションはイマイチでした。私の確認した限りでは、ホテル近くのKマートというショッピングセンターに釣り具を扱うコーナーがありましたが、どれも大物を釣るようなイカツイ竿ばかりでした。
慣れない竿を使うよりは使い慣れた竿で快適に釣りを楽しめたほうが良いですし、その事を考えても日本からわざわざコンパクトロッドを持参した甲斐もあったのではと思います。
ちなみに今回持参したコンパクトロッドは付属の専用のケースに入れてバックパックと共に持ち運び&預け荷物にしましたが、事あるごとに「何だこれは?」と尋ねられました。さらに帰国の便では見事に怪しまれたようで税関の荷物チェックを受けておりました。
コンパクトロッドを運ぶ際はチェックをがあることを前提にパッキングした方が良さそうですね。下手に開けられないような梱包するとケースを壊されてしまうかもしれませんね。