振出竿がポキっと折れてしまいました!
安い竿ですが捨てるのも勿体無い…。
ということで、簡単にお金をかけずに直してみたいと思います。
今回はマスキングテープと接着剤を使います。
破損部分
振出途中の根元でポキっと折れてしまいました。
その結果、折れた根元は振出竿の中に。
折れた先はスルスル〜っと振出口から抜けてしまう状態です。
振出竿のお尻部分はクルクルと回して取り外すことができます。
そこから中に取り残された「折れた根元」を取り出しておきます。
道具
- マスキングテープ
- 接着剤(2液性エポキシボンド)
- ペンチ
- ライター
- ヤスリ
修理方法
流れとしては、
- 作業に邪魔なガイドを取り外す
- 折れた部分を修理
- お尻部分から修理した竿先を差し込む
- ガイドを付ける
- 完成
といった手順になります。
作業に邪魔なガイドを取り外す
最終的にお尻部分から差し入れる事になるため、「折れた竿先側」に付いているガイドは一度全て取り外します。
ガイドの取り外しは意外と簡単です。
ガイドリングに火があたらないように気をつけながら、竿とガイドの接合部分を軽く炙ります。炙る事で接着が溶解し取り外し易くなります。
ペンチでガイドをつまみクネクネと回しながら取り外します。
ガイドが外れました。
同様に竿先のガイドを全て取り外します。
折れた部分を修理
続いて「折れた竿先側」の修理です。
残った「折れた竿先側」のお尻を、「折れた根元」くらいの太さにします。
ここで使うのがマスキングテープです。
どのようなテープでも良いとは思うのですが、私は厚み調整のしやすい薄いマスキングテープを使用しています。
「折れた根元」くらいの太さになるようマスキングテープを巻いていきます。
こんな感じです。
いい具合の太さになったら、お尻部分から修理した竿先を差し込みます。
竿を伸ばしてみて、抜けずにしっかりと止まるかどうかを確認し大丈夫そうならOK!
最後にガイドを取り付けて完成
お尻から竿先を差し入れたら、先ほど取り外したガイドを順に取り付けていきます。
ガイドは太い方から取り付けします。
ただ、その前に接着する部分にヤスリ掛けをして接着を良くしてく必要があります。
前に付いていた接着剤を落とすような感覚でザザッと軽く荒削りしておきます。
つづいて接着剤の準備です。
今回使用したのは2液性のエポキシボンド。
硬化するまで10分あるため余裕が持てるので、私はこのタイプを使用しています。
慣れない作業や、微調整などで時間を要する場合には、硬化時間にゆとりのある接着剤が安心ですね。
竿の方に接着剤を付けガイドをクリクリと差し入れます。
続けて、可動ガイドを通した次にトップガイドを接着したら、完成!
まとめ
安い竿ですがそのまま捨ててしまうのは勿体無いですね。
思ったよりも簡単に、そして安価に修理ができましたよ。
以前にも修理した竿をいくつか使用しています。
思い入れが残るからでしょうか、愛着がわくのですよね。
そんな竿に限って大物が釣れたり。
そしてスタメンに食い込んできたりもしています。
捨ててしまう前に、ダメ元で一度いじくってみるのも面白いものですよ。
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