4月中旬、この日は気温が27℃まで上がる初夏のような陽気。
本当は朝の涼しい時間帯に出たかったのですが、家の用事を済ませてからの出発となり、出艇は昼すぎになりました。
今回は、佐倉市内の水辺から静かにカヤックを浮かべます。
護岸が階段状に整備されていて乗り込みやすく、足元もコンクリートなので泥がつきにくい。準備から出艇までがスムーズにできる、快適な場所でした。
そしてここは、子供の頃によく通っていた印旛沼。
実家から近く、毎週末のように早起きして友達と自転車を漕ぎ、バス釣りに向かった思い出のフィールドです。
そんな馴染みのある場所に、今回はカヤックで浮かぶ。
少し不思議で、どこか懐かしい時間の始まりです。
印旛沼というフィールド
千葉県北部に広がる印旛沼は、関東でも有名なバスフィールド。
全体的に水深は浅く、アシや水路が点在する“沼らしい”環境が特徴です。
広大な一枚の湖というよりも、曲がりくねった地形で構成されていて、場所ごとに雰囲気が変わるのが印象的。
その変化を感じながら進めるのが、カヤックとの相性の良さでもあります。
のんびり往復ツーリング

この日は、鹿島川河口から双子橋までの往復コース。
距離にしておよそ4〜5kmほどのツーリングです。
行きはしっかりと向かい風。
思った以上に負荷がかかり、パドルを漕ぐ手にも自然と力が入ります。いいトレーニングです。
そして折り返し後は、風が味方に。
追い風に押されてスムーズに進み、行きとは打って変わって楽な帰り道となりました。
こうした自然条件の違いも、カヤックならではの楽しさです。
静かな水面と出会い

この日、沼の上で見かけたカヤックは一人だけ。
全体的に人は少なく、静かな時間が流れていました。
出艇場所では、サーフカヤックの練習をしている大学生らしきグループ。
にぎやかで楽しそうな様子に、こちらも少し和みます。
また、そこで出会ったカヤック乗りの方からは、こんな話も。
冬場の印旛沼は野鳥が多く、観察も楽しめるとのこと。
この日は鳥の姿は少なめでしたが、季節によって違った表情を見せてくれるフィールドだと感じました。

また海と違い地上の地形の影響を受けるためか、場所によって風向きが変わる特徴があるようです。
同じ方角に進んでいてもある場所から風向きが変わる、そそんなこともあるそうです。
水の上から見る景色

これまで何度も訪れてきた印旛沼。
けれど、水の上から眺める景色はまったく別物でした。
陸から見ていた風景を、少し違う高さと視点でなぞるように進んでいく。
それだけで、見慣れた場所がどこか新鮮に感じられます。
懐かしさの中に、新しい発見がある。
そんな時間をゆっくりと味わうことができました。
まとめ
・出艇しやすい場所もあり、気軽にカヤックを楽しめる
・印旛沼は曲がりくねった地形で、場所ごとに表情が変わる
・ロングツーリングも可能な広大なフィールド
釣りだけでなく、“漕ぐこと”そのものを楽しめる印旛沼。
思い出の場所を、今度はカヤックでなぞっていく。
そんな過ごし方も、なかなか贅沢な時間でした。

