「暑くてすぐ脱いじゃう」
「煩わしくてすぐ脱いじゃう」
いくら高機能でも身に付けるのが鬱陶しかったら意味がない訳で。
それでは本末転倒なんです。身に付けるからには快適でないといけません。
じつは購入して1年程使っているダイワ(Daiwa)のライフジャケット「DF-6206」。これが、シンプルで丁度イイ!んです。
海釣りでは必要不可欠な救命胴衣。
「DF-6206」は私が購入した2代目のものですが、満足して使用しているアイテムの一つです。メーカー品ということもあり安全性はもちろん、実用的な機能が備わっているところは結構気に入っています。
タックルボックスやルアーケースなどもたっぷり収納できるので、釣り場に手持ちする釣り具も減らすことができたのはかなり嬉しい点。
そして何よりも「機動性が高く」「快適」で、丁度良いスタイリッシュなサイズ。
ここが一番のお気に入りポイント。
今回は1年間使用したダイワのフローティングベスト「DF-6206」のインプレです。かなりおすすめですよ。
ダイワ DF-6206 (フロートゲームベスト)
安定感のある肩ベルトは疲れない
年がら年中バックパックを背負っていた元バックパッカーの私が思うに、「荷物は背負えば重くない」。
という訳で、重さの違いはそれほど気にしていません。
ただし、それは「ちゃんと背負えた場合」。
つまりバランスよく背負え、肩の広範囲に重さを分散できていることが条件。
現在使用しているダイワDF-6206の肩ベルトは幅が広いことや、クッション素材で作られていることもあり、移動や実釣中の動作による衝撃を結構和らげてくれています。さらに裏面の素材が滑りづらく、ベルトのズレを防いでくれるので適切な装着ポジションをキープできて非常に安定しています。ベルトを絞り適切なサイズに調整すれば、体全体にフィットしバランスよく装着することが可能という訳です。
さらにコレ、ビヨーンと伸びる肩ベルト。
肩ベルトには、伸縮性のあるゴム素材の接合部があります。
特に歩行時、これが適所で伸縮することでダイレクトな衝撃を減らし、肩への負担も軽減しているみたいです。
このように「ちゃんと背負える」ので、長時間釣りをしても肩こりが起こらないというわけ。
収納力抜群で手荷物が減った!
なんでもポケットに突っ込んでおいて、あとはベストを背負って向かうだけ。
手荷物が減るのは何とも嬉しい事ですね。
まずは両胸にある大きな収納ポケット。
ルアーケースやカゴ釣り時の仕掛け類を入れたケース、おやつなどなど、見た目以上に収納力があるので、大概のものはこの二つのポケットで事足ります。
また、細かい事ですがジッパーの開き方がよく考えられていたりします。
外側よりも内側の方が下まで広く開口するつくりになっています。
左右対称ではなく内側だけ広く開く事で、荷物が落下しづらいのにアクセスはしやすい。うう〜ん、にくいねダイワ。
私が使用しているMEIHOのルアーケース「リバーシブルD-86」(140×104×32mm)を入れるとこんな感じ。
横向きでもすっぽり収まり、まだまだいくらでも詰められそう。
これなら倍サイズの「リバーシブル 140」(205×145×40mm)でも2枚は入りそうです。
ガン玉ケースやライン、ウキ止めなど薄くて小さい物は、胸ポケット前面に付いている小ポケットに収納可能。
こちらもチャック付きなので落下防止で安心な上、斜めにジッパーが配置されているので手が入れやすく、取り出しが簡単。
肩の近くに小物を収納できる小さめのポケット。
サルカンやガン玉などをまとめた小さめのクリアケースを収納しています。
上の画像のケースはメイホーの「ファミリアシリーズ SS (ナンシーケース)」(外寸:103×73×23mm)。これだとかなりぴったりサイズ。取り出しも容易です。
このほか防水ジッパー付きのダイワロゴ入りポーチも付属。
ベルクロとフックが付いているので、好みの場所にしっかりと装着可能。内部はクッション素材なのでスマホやお財布など防水防護したいものを入れておくと安心です。私はあまり使用しなかったので取り外してしまいました。
続いて背面。
首の後ろにはランディングネットを引っ掛けることができるD管が付属。
それから、背中側には大容量収納ポケットが一つ。
ちなみにライト版のDF-6406には付属していません。
開口部も広く、ほんと何でも入ります。
出し入れの際には一度ベストを脱着する必要があるので、できるだけ使用頻度の低いものを収納するようにしています。
私にとっては安心を詰め込むポケットみたいなものなので、「使うかな?」「使わないかな?」と迷うものを詰め込んでいる感じ。レインコートや防寒具、お魚を入れて帰るジップロックなどを収納しておくことが多いです。今回ライト版のDF-6406ではなくDF-6206を選んだ理由は、この背面の大容量ポケットが欲しかったのため。車から釣り場まで距離があることも多いので、荷物を取りに戻ったり、着替えに戻ったりするのは非常に面倒ですから、この背面ポケットの存在はかなり大きい。
着丈が短くて動きやすい
他メーカーから発売されているモデルと比べ、一回りコンパクトな感じがします。
ヘソよりも上にポケットが配置されており「短い」と言った方がしっくりきます。
そのため体にしっかりフィットし、とにかく動きやすいのが気に入っている点。
他社製品と比較すると収納量は少なくなりますが、それでも前述の通り十分。
更にこの短くてコンパクトなサイズがテトラや磯を移動する際に大活躍します。
ひょいと一段上の足場に移動するような時、ごっついベストの場合ポケットが邪魔して足が上げられないことがあります。いざという時に動きの干渉となるようでは身に付ける意味は半減してしまいますし、邪魔だから脱ぐわけにもいきません。
装着するからには、動きやすくなくてはなりません。
作りがしっかりしている
ジッパーもスムーズ。
冬場などグローブをつけたままジッパーを開閉することを想定し、大きめのリングを配した両開きのジッパーがありがたい。
リングには滑りづらい素材のチューブが配されているのでグローブで摘んで開けることも可能です。
うん、楽チン。
ベリベリっとはがせるベルクロ式のプライヤーホルダは好みに合わせて取付け位置の変更が可能。
反対側のポケットに付け替えたり、ベストから取り外してD管をカラビナでぶら下げたりして使うことも可能です。どこに付けてもしっかりと固定できるので、落下の心配もなさそうです。
こちらはペットボトルを吊り下げ可能なカラビナ付きドリンクホルダー。
お好きな場所にどうぞ。
ちなみに裏面はこんな具合のカモフラ柄…。
個人的にはあまり好みではないのですが、装着してしまえば見えませんので目を潰れる範囲です。
胸裏面には救命時のホイッスル(笛)。
小さなポケットにこっそりと収納されていました。幸いまだ使用したことはありません。
こちらも大事なお股ベルト。
落水時の衝撃でライフベストが脱げてしまうのを防止するためにも大事なパーツ。
細かいことですが、水抜け穴。
ポケットにはメッシュ状の水抜きが付いていますが、浮力体が入っている背面にも丸い穴がしっかり空いていました。
こういう細部まで気が回っているのがメーカー品の良いところですね。
また結構雑に使っていますが、「破れ」や「ほつれ」が出来ることもなく作りがしっかりしている所なんかも、かなり気に入っています。
価格を抑えたい場合はライト版「DF-6406」
価格を抑えたい場合には、機能を抑えたライト版のベストもあるようです。
背面のポケットや細かな装備を減らしたシンプルなモデル。
まとめ
とにかく満足度は高いダイワのライフジャケット「DF-6204」です。
ちょっと奮発して購入してよかったなと思っています。結構おすすめです。
安価な製品でも浮力があれば、一応救命できることに変わりはありませんが、しっかりとしたメーカー品はプラスαの「機能」や「性能」という部分に差がでてくるようですね。