水に濡れるとちょっと寒い…そんな季節が近づいてきました。
カヤックに乗る際にグリップが良くパドリングしやすいフィッシンググローブを探していました。
たどり着いたのはモンベルの「クレマプレン・フィッシンググローブ」。
ネオプレンのような保温性と防水性に優れたモンベル独自のクレマプレンと呼ばれる素材。
しっかり厚手の素材なのに、動かしやすいし握りやすい。
その理由は釣りとカヤックに特化した立体断裁形状にもありました。
今回は私が購入した防寒対策用釣り用グローブについてのインプレです。
モンベルのクリマプレン・フィッシンググローブを購入
耐久性の高いクロロプレンゴムを発泡させて、スポンジ状にすることで濡れた状態でも高い保温性を発揮する素材です。独立発泡させた構造により防水性にも優れています。貼り合わせる表地や裏地の素材により、用途に合せたさまざまな特長を備えます。※生地を貼ってない種類もあります。
出典:モンベル
ウエットスーツなどに利用されるネオプレンに似たモンベルが独自開発した「クリマプレン」素材を使用したフィッシンググローブ。
保温性に防水性が高いということで、ウォータースポーツにぴったりな素材ということです。
また、登山をメインにアウトドアスポーツ全般に精通するモンベルが作るグローブだけあり、保温性についてはピカイチ。
水に濡れても体を冷やさないために、しっかりと手首をガードする丈長の構造なんかは、よく考えて作られているなぁと購入後に着用して感心してしまいました。
さすが日本を代表するアウトドアスポーツブランドと恐れ入ります。
それでは、私が購入したモンベル・クレマプレンフィッシンググローブについて詳しく特徴を見ていきたいと思います。
秋冬用に3フィンガーレスモデルをチョイス
極寒期を除く秋〜冬〜春に使えるフィッシンググローブを探していました。
ある程度保温性が確保でき、かつ釣りがしやすくて、パドリングしやすいもの。
そんな私の希望にぴったりマッチしたのがこちらのグローブ、「モンベル・クレマプレンフィシンググローブ」でした。
モンベルには必要に応じて中指、人差し指、親指が露出できるフルカバーモデルもありますが、私は本当に寒い時にはカヤックフィッシングをしないと思うので除外しました。
(おそらく真冬に釣りをしたくなったら、オカッパリだと思うので…)
そこで、ルアーの付け替えなど作業性を優先して3フィンガーレスモデルを選択。
立体断裁で握りやすい
グローブを試着した際に何か違和感を感じていたのですが、そんな不安はパドルを握ってみたら解消しました。
ロッドを握ることを前提として作られたフィッシンググローブは、動作時の手のひらの形状に合わせた作りに。
高いフィット感と確かなグリップ力を生み出す3D立体裁断といった具合です。
確かに指をまっすぐに伸ばすとグローブ生地に引っ張られる感覚があり、そのままの状態を保とうとすると疲れます。
しかしカヤックフィッシング時には、そのように指を伸ばし続ける姿勢を続けることも少なく、むしろパドルを握ったり、ロッドやリールハンドルを握っている時間の方がはるかに長い気がします。
まさにカヤックフィッシングに特化したグローブといえそう。
濡れても滑らないから、疲れない
また、パドルを握る手のひら面の作りも大事。
クレマプレンフィッシンググローブの手の表裏面は異なる素材が使われていて、濡れてもパドルが滑ることはありませんでした。
長時間のパドリングで少しでも握力をサポートしてくれるのは、ありがたい大切な要素ですからね。
実際にパドリングをしていると結構海水が掛かります。
手のひらも甲もしっかりと保温・防水してくれる素材はありがたい。
さらに嬉しいことにこのクレマプレンフィッシンググローブ、丈が長めに作られています。
手首はもちろん上着の裾口を被せることができるくらい長めに設計されているため、防水のほか保温性もしっかり確保できます。
まとめ
ちなみに私が購入したのはSサイズ。
成人男性の平均よりは少し手のサイズが小さめな私にはぴったりでした。
もともと伸縮性のある生地のためフィット感を大事にサイズ合わせをした方が良いと思います。
ぶかぶかサイズだとシワがより、せっかくの素材性能を活かすことができません。
ウエットスーツ同様、ピタッとフィットしている方が保温性は高まると思います。