週末に外房の海へ。
千葉県外房の海は地形柄、波が静かで海も綺麗な癒しにはぴったりの場所が多く点在している自然豊かな地域。便利なお店やおしゃれなお店はそれほどありませんが、私にとっては自分の足で見て回るたびに素敵な場所が沢山見つかる身近な秘境でもあります。
家族でのんびりと心地よい週末を楽しみたい。
そんな時には、昼飯片手に人気の少ない静かな浜に出かけてみるっていうのも、良いかもしれませんよ。
今回は釣りのレビューではなく、ただ海で癒されたという報告です。
きれいな海を見て癒される
外房の海が大好きです。
釣りが好きなのでよく海に出かけるのですが、釣果を問わずに釣り場として選んでしまうのも外房が多かったりします。
釣れなくても海が綺麗だから許せちゃうんですよね。
ほんと綺麗なんですよ。
まるで南国の海にでも来ているみたい。
なんでこんなに綺麗なのかというと、水が澄んでいるから。
ここ外房(勝浦〜鴨川〜館山)の海は岩礁帯が多く砂が舞いにくい地形が多くあります。
同じ千葉県でも九十九里海岸線は北に位置する屏風ヶ浦から削られた下総台地の土が海岸を形成しています。このため九十九里の海は砂が舞い茶色く濁って見えるのです。
一方の外房では山砂の流入が少なく、浜に堆積するのは域内で生息する貝殻など。
そのため、砂自体重く海中でも舞い上がりにくいため水が濁らないのです。さらに海底に堆積する砂は白いので太陽光が反射され海が青く見えるというわけです。
とりわけ海水温が下がり微生物の少なくなる冬は、海水が澄み透明度がより一層増します。
晴れた日には夏よりもさらに青く煌めくエメラルドブルーの海に。
冬に海?と思うかもしれませんが、じつは一年で一番綺麗な時期なのですよ。
拾い集めた貝殻がきれいでした
「今週末は海に行こう」ということで勝浦の海にやって来ました。
今回の目的は「海で癒される」。
まずは途中立ち寄ったスーパーでお弁当を購入。
磯で各自お気に入りの座席を見つけたら、海を眺めならの昼飯です。
磯に当たる波音を聞きながら食べる昼飯はなんとも開放的で良いものです。
時折風に流れてくる磯臭さも、
心地よいと思えば心地よい、不快と思えば不快。
アウトドアならではで、そこは自分次第というところです。
とはいえ、近くに打ち上げられたウミガメの死体が時折変えがたいほどの不快な香りを漂わせてきました…やはり場所選びも重要です、はい。
食事が済んだところで磯遊びと砂遊び。
先日釣り友人がクロダイ用のカニを釣っていたのを思い出し、糸先にスルメイカを垂らしてカニ釣りを楽しんでみました。潮溜まりにイカを落とすと四方八方からカニが湧いて来てイカをついばみ始めたので、子供達も大興奮。
カニ釣りは、しっかりと食わせて夢中になったところで引き上げると上手くいくようです。
子供でも簡単に釣り気分を味わえるので、おすすめです。
さて、潮が満ち始めたので、次は砂浜に移動して貝殻集めです。
岩礁帯が多くあるためなのか、この辺りの砂浜には貝殻が驚くほど多く含まれています。
子供達もバケツ片手に貝殻集め。
綺麗な色の貝殻を集めたらお家に持ち帰りアクセサリーを作るということです。
「この貝穴が空いているからアクセ作りに丁度いいね」
と娘が言うので見てみると、確かに糸を通すには丁度良い穴が綺麗にあいていました。
実はこれツメタガイという中型の貝が開けた穴みたいです。
ツメタガイとは殻幅50mm程度に達する中型の巻貝で、海岸線から水深10cm~50cm程度の砂地の浅海に生息し、おもに小型の二枚貝を捕食しています。
捕食する貝に覆いかぶさりヤスリのような歯で殻に穴を開けてちゅうちゅう食べちゃう、なんとも恐ろしい貝。
そんな事情があるとは知らず、アクセサリーに丁度良い貝殻を沢山集めた娘たち。
お家に帰り選別して部材箱にストック追加していました。
まとめ
最後に、普段は近寄らない外房にある漁港内に立ち寄りましたが、ものすごい釣り人の数。
コロナ禍で釣りレジャーが人気になっているとは聞きましたがここまで凄いとは、びっくりです。
釣果はというと、全然釣れませんでした…はい。
岸壁を埋め尽くす釣り人の誰一人と釣れている気配はありませんでしたので、魚は全く入ってきていないのでしょうね。これだけの人数でジャボン、ジャボンと仕掛けを投げ込んでいては魚もびっくり逃げ出してしまったのかもしれませんね…。
そういうわけで、釣りの方は釣果ゼロ。
まあ、今回は釣りに重きを置いていたわけでないので幸いです。