当日の天候は雨がときどきちらつく曇り空。気温は20℃ほどで、この時期としては比較的涼しく快適なコンディションでした。
風速は3〜4m、波高は1mほど。
数字だけ見るとそれほど厳しい海況ではありませんが、外房基準で考えると決してベタ凪ではありません。
もともと私は少々ビビりな性格なので、外房での釣行にはかなり厳しめの基準を設けています。
無理をして出艇しても楽しくありませんし、何より安全第一。
ただ、最近は安定性と走破性に優れたプロフィッシュへ乗り換えたこともあり、以前よりは少し余裕を持って海の状況を判断できるようになりました。
もちろん過信は禁物ですが、波やうねりの中でも安心感があり、釣りそのものに集中できる時間が増えたように感じています。
そんな私でも「今日は行けそうだな」と思える程度の海況だったので、久しぶりに外房の海へ漕ぎ出してきました。
梅雨イサキが絶好調

この日の釣果は、
- イサキ 4匹
- マダイ 1匹
- カマス 1匹
という結果でした。
特にうれしかったのはイサキ。
梅雨時期のイサキは「梅雨イサキ」とも呼ばれ、一年の中でも特に脂が乗って美味しい季節です。
今回釣れた中には35cmを超える良型も混じっていました。
使用していたタックルがかなりライトだったこともあり、その引き味は格別。
水深のあるポイントから力強く突っ込むイサキとのやり取りは何度味わっても楽しいものです。
あえてのライトタックル

今回使用したタックルはこちら。
- ロッド:FRIDAY The Solid
- リール:シマノ エアノスXT 2000
アマゾンで購入できるとってもコスパフルな国産ロッド。
フルソリッドロッドらしく、魚が掛かるとロッド全体がぐにゃりと大きく曲がります。
一般的にはパワー不足に見えるかもしれませんが、この曲がりが実に楽しい。
大型のイサキが掛かるたびにロッドが弧を描き、ドラグがジリジリと心地よい音を立てます。
今回のサイズならもう少し強いタックルでも十分対応できますが、あえてライトタックルを選んだのは正解でした。
魚とのやり取りを存分に楽しめるだけでなく、フルソリッド特有のしなやかさによってテンションが抜けにくく、フックアウトの不安も軽減されます。
釣果だけでなく、魚との駆け引きそのものを楽しめる組み合わせでした。
ムーチョ・ルチア35gが大活躍

今回のイサキとマダイはすべて同じジグで釣れました。
使用したのはマリアのムーチョ・ルチア35g。
この日はジグとの相性が抜群だったようで、反応が途切れることなく釣れ続きました。
そのためルアーローテーションを試す暇もなく、午前中の釣行を通してほぼ同じジグを使い続けることに。
フックセッティングはフロント・リアともにシングルフック仕様。
リアのみダブルフックにしてフッキング率を高めています。
ただし、今回釣れた魚はすべてフロントフックに掛かっていました。
リアフックは結果的に保険のような役割でしたが、安心感という意味では十分効果があったと思います。
岸際で出会ったカマス

唯一少し違う釣り方で釣れたのがカマスです。
岸際のワンド状になった場所でヘビーシンキングミノーをキャストしていたところ、偶然スレ掛かりでヒットしました。
おそらく小型の群れが溜まっていたのでしょう。
この地域では冬になると堤防や港から良型のカマスが釣れることがあります。
今回見かけた小型個体たちも、この周辺で成長していく魚なのかもしれません。
そう考えると、普段釣っている魚たちの成長過程を少し垣間見たような気がして面白いものです。
恒例の胃の中調査

今回もお楽しみの胃内容物調査をしてみました。
釣れたイサキとマダイの胃の中から出てきたのは、エビやカニなどの甲殻類と思われるもの。
特にカニの爪らしきものが未消化の状態で残っていました。
イサキというと小魚を追っているイメージもありますが、実際には海底付近で甲殻類を積極的に捕食していることが分かります。
こういう発見があると、魚を釣るだけでなく「なぜ釣れたのか」を考える楽しみも増えてきます。
今回はムーチョ・ルチア35gが当たりルアーだったため、他のルアーを試す機会はありませんでした。
しかし胃の内容物を見る限り、甲殻類を模したワームやジグヘッドリグなども面白そうです。
クロダイのように岩礁から剥がれ漂うカニをパクリと捕食しているのかもと想像しながら次の一手を考えてみたり。
次回はそのあたりも試しながら、さらに魚たちの食性に迫ってみたいと思います。
釣果にも恵まれ、ライトタックルならではの引きも楽しめた今回の釣行。
やはり梅雨時期の外房イサキは期待を裏切りませんでした。

