カヤックフィッシングで意外と気になるのが、パドルの握り心地です。
長時間漕いでいると手が滑ったり、握る位置がズレたりして、思った以上に疲れやすくなることがあります。
今回は、普段カヤックフィッシングで使用しているパドルのグリップを、滑りにくく、より握りやすい仕様にDIYで改良してみました。
使用したのは、熱収縮チューブとパラコードだけ。
手軽な材料で、見た目も使い心地もかなり満足できる仕上がりになりました。
使用しているパドルについて
今回改良したパドルは、スイングスターのソニックベーシック 。
アルミ製のストレートシャフトタイプで、現行にあるレバージョイント機構は付いていない旧タイプを使っています。
手頃な価格で購入でき、シンプルで扱いやすい一本です。

使用した部材

今回使用した部材はこちら。
- 熱収縮チューブ(35mm径)
- パラコード(2mm径)
- 仮止め用テープ(マスキングテープ)
非常にシンプルな材料ですが、これだけで握り心地が大きく変わります。
特に今回使用した熱収縮チューブは、表面に滑り止め加工がされているタイプだったため、完成後のグリップ感もかなり良好でした。
改良方法はとても簡単

まず、握る位置の周辺、40〜50cmほどの範囲にパラコードを巻き付けていきます。
コードがズレないよう、両端をテープで軽く仮止めします。
その上から熱収縮チューブを被せ、加熱して密着させれば完成です。
すると、パラコードの凹凸がそのまま表面に現れ、自然な滑り止めグリップになります。
手に触れた時にしっかりと凹凸を感じられ、濡れた手でも滑りにくくなりました。
ポイントはパラコードの太さ

今回使ったのは2mm径のパラコードです。
個人的にはこの太さがちょうど良く、握った時に違和感のない自然なフィット感になりました。
もう少し凹凸を強く出したい場合は、3mmや4mmなど、少し太めのコードを使うのも良さそうです。
このあたりは、手の大きさや好みによって調整できる部分だと思います。
加熱はドライヤーより直火のほうが早い

最初は家庭用ドライヤーで温めてみたのですが、思ったほど収縮せず、なかなかうまく密着しませんでした。
最終的にはコンロの火を使って仕上げたところ、かなりきれいに収縮しました。

コツは、一箇所に熱を集中させず、常に軽く動かしながら加熱すること。
止めたまま炙ると、黒い煙が上がって溶けそうになるため注意が必要です。
安全面を考えても、少し距離を取りながらゆっくり加熱するのがおすすめです。
作ってみて感じた反省点

実際に作ってみて気づいたのは、パラコードを巻く方向で握り心地が変わることです。
今回は「V」の字方向で巻きましたが、「ハ」の字になるように巻いていれば、指の流れに合い、更にフィット感が増したかもしれません。
このあたりは実際に握ってみないと分からない部分でもあるので、次回は反対方向に巻いて比較してみたいと思っています。
DIYならこうした微調整を繰り返せるのも面白いところですね。
まとめ

今回のパドルグリップ改良は、費用も手間もそれほどかからず、実用性の高いDIYになりました。
カヤックフィッシングでは、パドル操作のしやすさが疲労感にも直結するので、こうした小さな改善でも快適さはかなり変わります。
特に濡れた手で滑りやすさを感じている方には、とてもおすすめのカスタムです。
しばらく実釣で使いながら、耐久性や使用感もまた追記していきたいと思います。


