【カヤック/外房】9月・台風一過の海は釣れないのか…

カヤックフィッシング/千葉_釣果/外房(勝浦・鴨川)青物(カンパチ・ブリ・ヒラマサ)・イサキ・アジ カヤック

9月上旬。
台風が過ぎ去った翌日、外房の海を訪れました。

「台風前後は釣れる」という話も聞くので、風の収まった台風後にカヤックを漕ぎ出したのですが、期待とは裏腹に魚の反応が薄い…。

もしやこれは、ダメなのか?

今回は台風後の釣果(台風一過)について振り返ってみます。

台風後は釣れる?

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台風は日本の南海で発生する熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が秒速17mを超えるものを示します。この台風が海の生き物に与える影響は非常に大きいものです。

風が強くなり気圧も変化するため、波が強くなり海は荒れます。
すると、泳ぎの得意でないアジやイワシは比較的安定したや深場へ移動しますし、海底付近を居場所とするキスやヒラメなども、底荒れの影響を受けやすい浅場から逃げ、同じく深場へと移動していきます。

台風が近づき海が荒れると、魚たちは移動に追われ食事どころではないということなんですね。

ただ、この移動期間中はろくに食事をすることができないので、どんどんお腹は空いていく状態。
台風の影響が落ち着いた後はとってもハングリーな高活性になっているはず。
という憶測で今回は釣りに出掛けてみた訳です。

お腹を空かせた魚たちを想像して

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高活性なアジが沸いているかもしれない…。
そんなことを想像して、出艇まえに仕掛けをセットしていきます。

ロッドは2本。
片方にはジグサビキを装着。
サビキは自作したシリコンスメルト。

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もう一方には、テロテロ君。
ふらふらフローティングで表層付近のシーバスや青物を…。

などと、妄想と期待だけは十分。

ここは外房、さすがにうねりがすごい!

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予報では風速4m、波高1.0m、周期9秒と外房ではよく見かける数値。
風は弱いのですが、やはり台風の影響が残るのかうねりが大きいです。

特に駆け上がりになる瀬や根の近くは大きな波が迫り上がってくるので油断は禁物。
また、極端に浅くなる瀬ではブレイクした波が起きるのでこちらも要注意です。
釣りに夢中になり流されて近づいてしまわないよう、こまめに魚探で自分の位置を確認しておきたいところです。

さて、釣果の方はというと。
これまた気持ち良くなってしまうほど、ノーバイト。
魚探にも魚の影はほとんど映らない状態でした。

こりゃ、ダメな日だ。

台風後は思った以上にシビアな状況が長続き

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天気だけはよかったので、心地よくカヤックを漕いでまわったところで浜へ上がりました。
浜の脇には海に注ぐ川が流れていたのですが、そこには大量の有機物の堆積がありました。

川上から雨で増水した水と共に流れてきたものなのか、海藻ではない草木の礫がたくさん。
海の中にもたくさん流れ込んでいったのでしょうから、浅場の環境は激変していたのでしょうね。

まとめ

今日は釣果がイマイチだったため、周辺の地形の探索をすべく広範囲を漕いで回ったのですが、そのさいに多くの漁師さんを見かけました。

浅場に近い岩礁帯には仕掛けた網を回収する船がいたり、海中を覗き込んでサザエやエビなどを獲る漁師さん。

外房では8月から翌年5月の期間中は伊勢海老が解禁になるため漁が盛んになりますし、夏季は海士さんが潜水漁をしていることもあるので、こういった地域の風習には気を配りながら釣りを楽しまないといけないなとも感じました。


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