「バチ抜け」「ノッコミ」など春釣りのシーズン用語が聞こえる季節になりました。
今回訪れたのは内房・木更津の沖にある堤防。
渡船「栄宝丸」で沖に渡してもらっての釣りです。
その東京湾釣りで現れたのがプリッと太った冬のマアナゴ!
天ぷらで美味しくいただいてみました。
日程
2020年3月7日(金)中潮
5:00 木更津
11:00 釣り終了
夜明け前に沖堤防へ
春っぽくなってきました。
桜の蕾も色付き、ちらほらと花びらをのぞかせる春の手前。
そんなん冬の終わりにやってきたのは内房木更津。
本日は木更津港の沖堤防で釣りです。
沖堤防には渡船を利用して渡ることになりますが、私が毎回お世話になっているのが渡船「栄宝丸(えいほうまる)」さん。
本日の沖堤防への出港1番船は5時。
久々の釣りが楽しみなおじさんたちは受付の4時前から現地駐車場へ乗り入れ、そわそわと朝を待ちます。
時間になり受付を済ませていざ乗船、出港です。
日中は気温が20℃にもなる予報でしたが、朝の船上はなんとも寒い!
気温差が激しい時期には温度調節ができるように重ね着していったほうがよろしいですね。
沖堤防は、海上の孤島ですから、それなりの覚悟と準備で望みます。
防寒、防風、防雨、日焼け、熱中症など普段岸壁で釣りをするよりも少々気を使います。私は日焼けで唇がカサカサになることが多く、UVリップクリームはかかせません。また女性はトイレの心配などもあります。私が利用する栄宝丸さんでは、1時間ごとに沖堤防の往来をしているので連絡を入れると立ち寄りの際に船内のトイレを利用することが可能です。
無風、波静か、ざわめく海面。これは釣れそう!?
乗船後10分ほどで沖の堤防に到着。
まだ日は昇らず、うっすらと明るくなってきた頃です。
早速、各自希望を込めた仕掛けやルアーを沖に投げ始めます。
私は胴付き仕掛けに餌のイソメをつけて投入。
仕掛けの投入後は暇なので、ルアーなどをシュッシュ。
この日はジグパラスロー30g。暗い時間帯だったので、色はゴールドピンクをチョイス。
個人的には信頼のある小ぶりのジグなのですが、アクション中にフロントとリアのフックが絡まるいわゆる「エビ」った状態になりやすいのだけがネック。前日にフロントのフックを小さめのものに取り替えたのでこの日はエビることもなく快調。
おや、根掛かり。いや、アナゴがヒット!
なんとも釣れそうな雰囲気の内房の沖。
ジグをキャストしながらも先ほど仕掛けたイソメの胴付き仕掛け竿に目をやると、竿先がツンツンと引っ張られている様子。
ジグを回収し、胴付き仕掛けの竿を当てるとズンと重い感覚。
根がかっている!
しかし、そのまま引き上げられそう。何か大きな重たいゴミでも引っ掛けてしまったのだろうと引きあげたところ現れたのがこちら。
アナゴさん。
背びれの近くに点々が付いているのでマアナゴらしいです。
ただ、釣り上げた後にぐるぐるとローリングをするので、仕掛けがぐちゃぐちゃ。
1投目で釣り上げたのに、仕掛けを即ロスト…。長モノは釣り上げたら地上に降ろしてはいけませんね。これは次回への反省です。
ともあれ、1投目から珍物ヒットの幸先の良いスタート。
ヒトデのツ抜け
アナゴが釣れた仕掛け。
アタリは出ませんが、餌の確認のため竿を立てると何やら重い感覚。
やや、またしてもアナゴか。今度は先ほどよりも小さめの奴…
と引上げたところ、現れたのがヒトデ。
その後、回収の度にラッキースターが付いてきます。
今回は2スター☆
お見事!4スター!!4本針の仕掛けです。
その後、順調に釣果を重ね、気がつけばヒトデのツ抜け。
ピンと張っていたつもりですが、「海底を漂っているとよ」と、ヒトデさんからのメッセージでした。
ちなみに、ヒトデは真ん中にある口でイソメを食べ針がかりするので、回収の際には水の抵抗が半端ないです。4スターの際には、4連凧をあげているような状態ですから、期待感も半端ないです。
その後、友人がフグとメバルを釣り上げ本日は納竿。
本日の釣果
ボウズを逃れた余裕からお昼寝をしていた私。
その間に友人がリリースサイズのメバルとフグを追加。
- マアナゴ…1
- メバル…1
- フグ…1
- ヒトデ…12
木更津の帰りはラーメン「どでかっちゃん」
釣りの後の欲するのが「塩っぱい汁物」。
訪れたのは前回も立ち寄ったラーメン「どでかっちゃん」。
カツオ・サバ・ウルメイワシ・平子・昆布だしと豚骨スープのあっさり和風スープのい「和風塩とんこつ半生かつお節のせ」。
今日もいい釣りでした。
釣り飯(アナゴの天ぷら)
釣るのも捌くのも初めてのアナゴ。
今回は天ぷらにしてみました。
台所で伸ばしてみたところ50cmオーバーのなかなかのサイズ。
Youtube動画を参考にそれっぽくさばいてみましたが…。
修行が必要な出来でした…。
まあ、身は大半残っていますのでOKということで。
アナゴ1匹では物足りないのでスーパーで食材を買い込んで豪勢な天ぷらに。
やはり高級食材のアナゴ。ふっくらプリプリで美味しいお魚でした。
ちなみに、ウナギやアナゴのヌメリと血液には毒性があります。うなぎ職人だった知人の話では、血液が目に入るとかなり痛いらしいです。ただ、熱を加えると毒性はなくなるそうなので、加熱調理する場合はそれほど気にしなくても良いかもしれませんが、一応ご注意を。
まとめ
バチ抜けシーズンのシーバスや春のノッコミクロダイなど期待を抱いての釣りでしたが、無念。しかしまさかのマアナゴのサプライズに救われました。
アナゴの天ぷらはうまいですよ!