夏休みの終わりに、市民プールに行こうと楽しみにしていた長女でしたが、残念ながら当日は雨。
気を取り直して向かったのは千葉県成田市にある『谷養魚場』というところ。
ここ、釣り堀があるのですが、雨でも大丈夫な室内釣り堀もあるんです。
しかも錦鯉が釣れちゃう。
谷養魚場とは
引用:株式会社タニ
谷養魚場は昔から成田市で錦鯉や金魚・熱帯魚などの飼育販売を営んでいる、その名の通りの「養魚場」です。
ただ養魚以外にも、敷地内で釣堀やパターゴルフ、レストランなども運営しているため、どちらかというとレジャー施設といったイメージを持つ人が多いのかもしれません。
私も子供の頃、爺ちゃんに釣堀やパターゴルフに釣れて行ってもらった記憶があります。
施設は古くからあるので、それなりにレトロで昭和な雰囲気が漂うなんとも和めるスポットだったりします。
最近ではホームセンターなどで簡単に鑑賞魚を見つけることができるようになりましたが、それまでは金魚や熱帯魚を買うなら「谷養魚場」、といった印象が残るほど近隣では馴染みの施設。実家で5年近く長生きしたネオンテトラもここで購入したもだったりします。
現在は熱帯魚の数は減りましたが、金魚やメダカ、錦鯉、川魚は今でも元気なものがたくさん飼育されています。一番大きな錦鯉の水槽には2m近いソウギョのような大魚も泳いでいて、覗き込んでいた子供達は「食われる〜」と大興奮でした。私が小さい頃にも泳いでいたので、同じ魚なら超長寿ですね。
釣堀は、ヘラブナ、鯉、金魚(ミニ鯉)の3種類の池があり、レベルや釣り物に合わせて選ぶことができます。特に巨大なヘラブナ池はヘラ師の大会や定例会が行われるなど、プロアマ問わず人気で休日には多くのお客さんで賑わっています。
アクセス
北総線沿いに国道464号がまっすぐに伸びたことで、柏や印西方面からはアクセスしやすくなりました。国道464号を成田方面に進み、「北須賀交差点」を右折し1kmほど進むと谷養魚場に到着です。
「北須賀交差点」から谷養魚場までの間にはうなぎ屋さんが点在しているので、窓を開けるとうなぎ料理の美味しい匂いが舞い込んできますよ。
まずはお試し30分(600円)のミニ釣堀へ
今回向かったのは、ミニ釣堀。
駐車場からすぐ、鯉の釣堀のお隣にビニールハウスがあります。
その中がミニ釣堀になっています。
料金は、30分600円(持ち帰り3匹まで)と1時間1000円(持ち帰り5匹まで)とが選べます。延長は15分300円なので、長く楽しむなら1時間単位で購入したほうがお得そう。
ビニールハウスの中には、2m×1m×深さ1m立方程度の大きなコンテナボックを利用した生け簀が8個並んでいました。それぞれに小さな鯉が入っていて、好きな場所を選んで釣りをすることができます。
生け簀には水の循環装置が取り付けられているほか、四方は木の板で囲まれおり、餌やバケツが置けるカウンターのような作りになっています。
手作りの木の椅子や踏み台なんかもあるので、立ったり座ったり自分の好みのスタイルで釣りを楽しむことができそうです。背の低い長女は、踏み台を利用していました。
手ぶらでOK
釣り道具はレンタルできるので、手ぶらで問題なし。
釣堀入り口にある受付小屋で料金を払うと、仕掛けのついた竿とバケツ、練りエサを渡してくれました。
貸してくれる竿は1Mほどのもの。生け簀が小さいのでこれくらいで十分。
これくらいの長さならば小さな子供でも操作が簡単なので、安心して釣りを楽しくことができます。
このほか、針外しなんかも貸し出ししていたので、万が一魚が針を飲み込んでしまったとしても安心。
屋内なので雨の日も安心
嬉しいことにミニ釣堀は室内。
天井の高いビニールハウスの中にあります。
雨の日や冬の寒い時期には、この状況は嬉しいかも。
遮光布が張ってあるので夏でもそれほど暑くないのかな?
この日は日が差さなかったこともあり暑さは感じませんでした。
子供でも簡単に釣れる
練りエサを米粒くらいに小さくちぎって丸めたら、針にチョン掛け。
エサが取れしてしまわないように、ゆっくり水面に垂らして少し待つと、ウキがピクピク動きました。アタリの感じが掴めたところで、もう一度エサを付け直してじっと待ちます。
ピクピク…今だ!
と合わせると見事可愛い錦鯉が釣れました。
その後もこんな調子で娘一人で4匹釣り上げて30分終了です。
ちなみに一般の釣堀のように水深がないので、人の気配を敏感に察知するようです。
グイグイと顔を出して覗き込むと魚が端に逃げて行っていました。釣れない時は、水の流れがある波紋の辺りや死角になる角の方がヒットしやすいかもしれませんね。
本日の釣果
- 鯉…4匹
おすすめ周辺施設
成田山参道だけじゃない、うなぎの名店がたくさん
『成田のうなぎ屋さん』と言ったら、「川豊」や「駿河屋」「新川」など、成田山の参道やイオンに出店しているお店などが有名。でも、じつは谷養魚場周辺もうなぎ屋さんが多く立ち並ぶエリア。
谷養魚場周辺の旧国道464号(宗吾街道)にはうなぎ料理屋さんが多く点在しているため、私は勝手に「うなぎストリート」と呼称しています。谷養魚場に近づいたら車の窓を全開にして運転すると、お腹が空くいい匂いが入り込んできます。谷養魚場敷地内でも和食レストランがあるのですが、周辺にもうなぎ料理の老舗が点在しているので、この際にうなぎ料理と合わせてお出かけしてみると満足度がググンと上がりそう。
個人的にオススメなのは、うなぎの「い志ばし(いしばし)」。
古くて小さなプレハブ小屋みたいなお店ですが、昔から地元で営業している老舗のうなぎ屋さんです。過去に「きたなシュラン」で紹介されたこともあり、昼時にはすぐにいっぱいになってしまうので、すこし早い時間の入店がオススメ。駐車場は狭くて出入りがしづらいですが、お店の裏に敷地があります。
まとめ
娘に竿を借りて私も挑戦してみましたが、楽しいものでしたよ。
金魚ではなく小さな錦鯉なのと、竿が小さいこともあり、引きもしっかり釣りごたえもありました。
雨の日にどこ行こうかと迷ったら、室内釣堀のある谷養魚場がおすすめ。