急激に寒くなってきた10月中旬。
外房へカゴ釣りに出かけてきました。
雨風が吹き荒むなか、仕掛けを飛ばすと毎投シマアジがヒットする活性の高い状況。
アジやクロムツなども混じる釣果で楽しい釣行になりました。
今回は秋の外房磯釣りのようすを振り返ります。
日程
2021年10月22日(金)大潮
15:00 釣り開始
08:00 釣り終了
昼のカゴ釣りにシマアジが登場
秋です。
一年で一番釣果が上がる季節がやってきました。
もう週末の釣行が楽しみで、天気予報アプリを毎日チェックしてしまいます。
ただ当日はあいにくの雨模様。
しかも1週間ほど前から気温が急激に下がり、この日は最高気温13度とあたかも真冬の寒空。しかも北風6mというおまけ付き。
さあ、耐え凌ぐには最高のコンディション。
いざ修行に向かいます。
本日の仕掛けはいつもどおりの「カゴ仕掛け」。
コマセを入れる遠投用のカゴ天秤にハリスは2mのアジ2本針を使用しています。
付けエサはいつも通りのオキアミ、コマセは同じオキアミに集魚剤のアミノXメガブルーSPを配合。
隠し味程度にアミ姫も少し混ぜています。
釣り場に到着した時点での状況は北風6m。
釣りができないことはありませんが、快適とは無縁の世界。
ただカゴ釣りの場合は、繊細なアタリを取るようなと釣りと違い、各々の仕掛けが大きくアタリもはっきりとしているので、環境に耐えればこんなコンディションでも釣りは可能。
そして幸いにも追い風。仕掛けがよく飛びます。
それでは、準備の整ったカゴ仕掛けを遠投、せぃ!
強風とうねりのせいで動きが定まらず不規則な挙動をしているウキを眺めていたところ、
「すぽっ」と綺麗にウキが沈みました。
カゴ釣りをしていると思うのですが、このウキの沈み方って結構重要なんですね。
綺麗に沈んだウキほど、魚の期待値が高い傾向があります。
今回のこの「すぽっ」。
綺麗に素早く、そして深く沈む。
これがポイント。
案の定竿を立てると、いつもより重たいアタリが手元に伝わってきました。
そしてなかなか浮いてこない。
竿をさらに立て引き寄せると、水中に平べったいキラキラとした魚体。
嬉しいことに、シマアジでした。
今年もそんな季節がやってきたのでした。
秋になると外房周辺の湾や港にはシマアジの幼魚がよく集まります。
幼魚ですのでそれほど大きくはないのですが、サイズとしては10〜30cmくらい。
場所によって群れている個体のサイズ帯が違うようですが、私がよく出会うのでは20cmほどの群れ。
小型のシマアジは群れで行動するのですが、この群れの数が他の魚種と比べ多いと言われています。幼魚と呼ばれるシマアジの群れは数百匹。そのため1匹釣れるとその後立て続けに釣れる傾向があります。この日もキャストする度に同じくらいのサイズのシマアジが上がってきました。
できることならば、コマセを多く効かせて群れを足止めし釣果を重ねていきたいところですが、この日はあいにくのコンディションで手返しが最悪。せめて柄杓でもあればもう少しコマセが効いたのかもしれませんが、こんな日に限って柄杓は自宅に置いてきてしまいました。
それでも立て続けに釣れたシマアジは5匹。
サイズも悪くないし、良い出だし。
その後し雨風の中しばらく頑張りましたが、ちょっと体力の限界。
冷えた体を温めるべく着替えて車内に避難して暫し仮眠です。
夜アジを狙うも、フグの猛攻に負けた…。
目が覚めると外の雨は止んでいました。
車を降りると足元には濃い影。
月明かりが私を照らしていました。
この日は満月。
ヘッドライトがなくても手元が見えるほど明るい夜でした。
とはいえ磯場までの足元は不安なのでヘッドライトはしっかり持参します。
ちなみにヘッドライトは最近購入した「マイルストーン」。
電球色の温かいLEDを使用しているのが特徴の国産メーカ。
私が購入したのはMS-H2という電池とバッテリーが両方使えるハイブリッドモデル。電球色なのに420ルーメンという非常に明るい光を発生させてくれるので、磯場に向かう際には心強い相棒です。光量の調整機能もついているので、ほんのり手元を照らしたいときなんかにも便利。
磯に戻りコマセを詰めた仕掛けを遠投すると早速ウキが沈みました。
姿を見せたのは良型のプリッとしたアジ
立て続けに2匹ヒットしました。
しかし、その後はどうにもウキに変化が見られません。
風や波にうねりがあるためウキの動きが見えづらいというのもあるのですが、アタリらしいアタリががないんです。
ただエサは毎回付いていない。
ううむ、怪しいぞ。
試しに着水間際の怪しいウキの挙動に合わせてみると、大きなフサフグが釣れました。
どうやら、フグが集まってしまっているみたいです。
棚を変えてみたり、手前にコマセを撒いたりと色々試してみるも結果は変わらず。
そうこう試している間に空が明るくなり始めていました。
昨日とは打って変わっての快晴。うねりは残るものの雨も風も止み心地よい。
アジを諦め、ジグを投げ倒してみるも青物の訪れはなく、本日の釣りはこれにて終了です。
本日の釣果
- アジ…5匹
- シマアジ…5匹
- クロムツ…1匹
まとめ
釣れたシマアジ達は、なめろう、刺身、アジフライにして美味しくいただきました。
さらに3枚に下ろした中骨、削ぎ落とした腹骨は煮出して味噌汁のお出汁に。
もう余すところなく使えるシマアジ、最高です。
ごちそうさまでした!