お盆も過ぎ、少しずつ夏休みの終わりを意識するようになった8月後半。
まだまだ暑い日が続いていますが、今回は南房へカヤックフィッシングに行ってきました。
といっても、今回の釣行はいつもとは少し違います。
子供を連れてのカヤックフィッシング。
以前から子供と「夏休みの間にカヤックか釣りをしよう」と約束していたので、今回はその約束を果たすことにしました。
子供との釣りで一番大切にしたかったのは、何よりも安全。
そして、釣りに慣れていない子供と一緒なら、できるだけ釣りをシンプルにすること。
釣果を追いかけるのではなく、無理をせず、安全に楽しく遊ぶ。
そんなことを意識した今回の釣行です。
子供と一緒なら、まずは安全第一

釣り場に選んだのは、南房の内側にある館山の湾内。
夏休みということもあり、ビーチにはまだ海水浴を楽しむ人がいる時期。
朝の時間は人がまばらですが、帰ってくる際には安全のため海水浴場のエリアを避けて端から着岸します。
天気や風の予報もしっかり確認。
この日は一日を通して風がかなり穏やかで、波のうねりも心配するような状況ではありませんでした。
鏡ヶ浦とも称されるように波が静かな湾内ですが、条件が良いからといって無理をしていいわけではありません。
一人での釣行でも安全第一ですが、子供と一緒ならなおさら。
「せっかく来たから、もう少し釣ろう」という気持ちは今回は封印し、安全に遊べる範囲で楽しむことを最優先にしました。
今回使ったカヤックは、普段のバイキングカヤック・プロフィッシュ45ではなく、久しぶりに引っ張り出してきたバイキングカヤックのニモ2+1。
2~3人で乗れるタンデムタイプなので、今回は親子での釣行にこちらを使いました。
しばらくラックに収納したままだったので、ちょうど良い清掃の機会にもなりました。
子供との釣りは、とにかくシンプルに

今回の本命はキス。
仕掛けは一般的なキス釣り仕掛けで、天秤の先にキス針の2本仕掛けです。
ただ、子供が使うので、できるだけ扱いやすくシンプルにしました。
天秤も大きなものではなく、カラフルなミニサイズをチョイス。
投げて、引いて、アタリを待つ。
これくらい単純な釣りのほうが、釣りに慣れていない子供には分かりやすいと思います。
餌はジャリメ。館山市内のアタック5でハーフサイズを1パック購入しました。
ここのイソメはいつ買っても活きが良いのですが、その元気の良さが餌付けのときにはちょっとした問題になることも(笑)。
そこで今回は、イソメの餌付けに使える滑り止めの粉も購入。
これがなかなか便利で、粉を付けるとイソメがかなり滑りにくくなり、針に付けやすくなりました。
そして今回は子供が主役なので、お父さんは全力サポート係。
餌を付けるのも、仕掛けを投入するのも、必要なら遠くへ飛ばすのも私の役目です。
子供には竿を持って、ゆっくり引いてもらいます。
仕掛けが絡んだり餌付けに手間取ったりして、釣りの時間が「仕掛けを直す時間」になってしまうより、そこは大人がサポートしてしまったほうがいい。
子供には、魚がいるかもしれない場所で竿を持って釣るという、一番楽しい部分を担当してもらう。
今回はそんなスタイルにしました。
キスは釣れず。それでも無理をしない

そんな感じで、のんびりキス釣り。
しかし、なかなかそれらしいアタリが出ません。
少し場所を変えながら探ってみましたが、残念ながらキスらしい反応はなし。
子供と一緒なので、ここで無理に粘ることもしません。
この日のキス釣りは、ここでおしまい。
釣果だけを見るとちょっと寂しい結果ですが、今回の目的は「キスをたくさん釣ること」ではありません。
子供と一緒にカヤックで釣りをすること。
それができただけでも十分です。
最後はサビキで思わぬ大物?

このまま坊主で帰るのもちょっと寂しい。
そこで最後に、魚探を頼りに小魚の反応が出ている場所でサビキ釣りをしてみることにしました。
子供用に3本針に短くして扱いやすくしたサビキを使ってみましたが、なかなかアタリがありません。
そこで、サビキの針に「生イキくん」(オキアミ)をちょん掛け。
すると……
「うわぁ!」
娘から声が上がります。
どうやら竿にかなり大きなアタリがあったようです。
これは来たか!
と思ったものの、残念ながらフックアウト。
その後も何度かアタリがありましたが、釣り上げることはできませんでした。
仕掛けを確認してみると、なんとサビキの針が1か所切れています。
もしかしたら、かなり大きな魚が掛かっていたのかもしれません。
これは悔しい。
もう1本竿を持ってきていたので、今度は私もサビキを垂らしてみると、こちらにはヒット。
上がってきたのは小さめのイサキでした。
この日の釣果は、結局このイサキ1匹。
キスは釣れませんでしたが、娘には大きなアタリがあり、最後には魚の姿を見ることもできました。
真夏のカヤックは暑さと「万が一」に備える

この日の最高気温は32℃。
朝からスタートして短時間で釣りを終えたため、思っていたほど暑さは厳しくありませんでしたが、熱中症対策はしっかりと。
水分補給はこまめに行い、ときどきカヤックに積んでいた柄杓で海水をかけて体を冷やしたりもしました。
日焼け対策も忘れません。
日焼け止めを塗るだけでなく、首元を隠せるサンシェード付きのハットやレギンスなど、できるだけ肌を露出しないようにしました。
我が家にはお肌敏感系美白大臣(妻)がいるので、日焼けさせて帰ると結構強めに怒られます。
また、子供にとって日焼けも体力を消耗する原因になります。
服装も「万が一、海に落ちても大丈夫」ということを考えて、上はラッシュガード、下はレギンスの上に短パン。
どちらも水陸両用のウェアです。
もちろんライフジャケットを着用し、股下ベルトもしっかり装着。
カヤックでは「落ちないから大丈夫」ではなく、落ちる可能性を前提に準備しておくことが大切です。
ちなみにマリンシューズはローカットを使用しましたが、浜に上がる際に砂が入りやすく、少し不快だったようです。
次回はミドルカットのマリンシューズか、マリンソックスを試してみようと思います。
子供とのカヤックフィッシングは「釣れること」よりも大切なこと

今回、子供と一緒に釣りをして改めて感じたのは、釣りに慣れていない子供との釣りは、できるだけシンプルにしたほうがいいということです。
大人の釣りでは、仕掛けを工夫したり、ポイントを細かく探ったり、釣果を伸ばすためのいろいろな工夫があります。
もちろん、それも釣りの面白さ。
でも子供との釣りでは、まず「釣りって楽しい」と感じてもらうことが大切だと思います。
餌付けや仕掛けの準備は大人がサポートして、子供には魚を待つ時間を楽しんでもらう。
そして、釣れなくても無理に粘らない。
暑くなったら休む。
風や波が気になったら帰る。
疲れたら終わり。
「せっかく来たんだから」という気持ちより、「また来たい」と思ってもらえることのほうが大切です。
これは子供との釣りに限った話ではありません。
一人でカヤックフィッシングをするときも、安全を優先して無理をしないことは同じ。
ただ、子供と一緒なら、その意識はさらに強く持っておきたいと思っています。
釣果はあとから付いてくればいい。
まずは安全に海を楽しむこと。
そして、楽しい思い出を持って帰ること。
今回の夏休みカヤックフィッシングは、キスこそ釣れませんでしたが、そんなことを改めて感じる釣行になりました。
次回はもう少し涼しくなった頃に、今度こそ親子でキスを釣り上げたいと思います。

