先月とうってかわり、釣り日和。
本日の海は波穏やかで海底まで透きとおる水色です。
もうこれは釣ってくれと言わんばかりの外房の海に、イソメを付けた天秤を投げると早速登場したシロギスちゃん。純白で清楚な産卵前のこの時期は脂が乗ってうまいということで、本日はシロギス釣りをメインにチョイ投げ釣りを堪能してきました。
餌はイソメ(ジャリメ)とパワーイソメを使用。
やっぱり生餌は臭いけど強かった…。
日程
2022年5月21日(土)中潮
04:00 釣り開始
18:30 釣り終了
澄んでいる外房は釣れる!
しばらく穏やかな晴天が続いた5月中旬の1週間。
外房の海は波も落ち着き海が透きとおるように澄んできました。
この日はあいにくの曇り空でしたが、時折のぞかせる日差しを受けた水面は海底を映し出すほど綺麗。南国感溢れるコバルトブルーの水色。
これは釣れそう。
そう思わずにはいられないほど好条件が揃った外房の海をまえに、はやる気持ちを鎮めつつも、そそくさと準備を整え釣り場へ向かいます。
本日の狙いはシロギス!仕掛けはこれ。
シロギスを釣ろう!
ということで揃えた仕掛けは、天秤とイソメ。
天秤はフロートウキがついた作りのもので、海底から仕掛けが浮くことで餌が漂い魚の食い気を誘うというウリのもの。
さらに仕掛けが海底に落ちないことで根がかりの防止になったり、置き竿をした際にヒトデや巻貝などの攻撃も抑止できるという利点もあります。
今回はフロートで仕掛けを浮かせる仕組みの天秤を購入しましたが、釣具屋さんの売り場にはシロギス向けの天秤だけでも相当な種類がありました。
友人が使っていたハヤブサの「立つ天秤スマッシュ」もスタイリッシュ&シンプルで収納に場所を取らないということで良さげなものでした。次はこっちにしようかな…。
朝マズメに登場!綺麗なシロギス
「シロギスは昼でも釣れるだろう」と朝マズメにショアジギングに浮気していた隙に友人が早速シロギスを釣っていました。
真っ白で綺麗なシロギスちゃん。
身もプリッと太り、なんとも美味そう。
外房サーフに遠征するも不発
友人がシロギス2匹を上げたのち、アタリが遠のいてしまったため釣り場を移動しました。
以前から気になっていた大原のサーフ。
広大な砂浜にテトラやヘッドランドが点在し、その切間がポイントとなります。
ただ週末はサーファーで賑わうため、スペースの被らない釣り場を探すのが大変という欠点もあります。この日は外房では珍しく波のない穏やかなサーフだったこともあり、サーファーの姿はほとんどありませんでした。
早速テトラとテトラの合間に向けてフルキャストです。
サーフは障害物がないので、キャストがしやすく気持ちいいですね。
しかし今回は釣果にはつながらず小一時間キャストを楽しんで退散。
ちなみにサーフで釣りをする際に竿の置き場に困ることがあります。
クーラーボックスなどのような背の低いものに竿を立てかけるとリールが砂に当たってしまい塩分による浸食が懸念されます。
今回は竹が落ちていたので、それを砂浜にさして竿置きとしましたがやはりサーフで釣りをするならちゃんとした竿置きがあると便利ですね。
友人が使っていたダイワの竿置きは軽量で携帯性に優れ、コンパクトな見た目にもかかわらず砂にしっかり食い込み安定感抜群でした。
シロギスの外道・メゴチ登場!
友人が立て続けにシロギスをヒットさせるので餌をパワーイソメからジャリメに変えました。
するとすぐさま私の竿にもヒットが!
まずは2本針の上部分だけジャリメにしてみたところ、すぐさまヒット。
白っぽい魚体ではあるが、何かシロギスとは違う…。
正体はメゴチ。
スズキ目ネズッポ科ネズッポ属というかわいらしい種族名に属するお魚です。
マゴチと違いメゴチは大きくても体長25cmほどととても小ぶり。
シロギス釣りの外道としてよく釣れることがあるらしく、友人も先ほど同じくらいの型のメゴチを釣っていました。
見た目もサイズ的にも可愛らしいので、ペットとして水槽で飼育しても良さそうだな…とも思いましたが、調べてみるとシロギスよりも旨味があって美味しいという話なので、お持ち帰りして試食することにします。
外道としてはやはりこのかたクサフグくんも漏れなく登場。
パワーイソメもボロボロになるまで啄むやんちゃぶりです。
近くでよくみると怖いけど、なんとなくみると結構かわいいやつ。
個人的には成田市のマスコットキャラクター「うなりくん」に見えてしまったりもして。
見た目がゆるいから許しちゃいます。
さあ海へお帰り…うな。
生餌(ジャリメ)の喰いがいい!
メゴチやクサフグに遊んでもらっていたのですが、ついに私の竿にも本命がやってきました。
やっぱり、きれいだなぁ。
そして美味しそう。
ただここまでの釣果は、メゴチ、シロギス1匹のみ。
これでは食卓に並ぶには物足りない…。
シマアジ登場!最後はアジ釣りで挽回
さて、本日はシロギス狙い1本で行こうとは思ったものの、予想よりも釣果が振るわなかったため夕方にアジを狙ってから帰ることにします。
こんな時にはもちろんアミ姫。
常温保管もできるのでイザという時のコマセにぴったりです。
ちなみにつけ餌オキアミはマルキューの「くわせオキアミスーパーハード M」。
名前のインパクトで使い続けてずーっとこれ。
この日は本当に波がなく、穏やかな1日でした。
風もなく、日差しも強くなく釣りをするにはベストな環境。
ただし、暖かい季節のこういう風のない日はヌカカと呼ばれる蚊が出るので注意が必要です。
蚊取り線香や虫除けスプレーなどをかけるか、露出を極力控える格好を心がけると軽傷で済みます。
ヌカカに効く虫除けスプレーは、ディートやブチルアセチルアミノプロピオン酸エチル等の成分が配合されたもの。ただし主成分は人体にも有害なので使用する際には肌ではなく衣類に使うように注意が必要です。日本国内は商業薬物に対する規制が緩いので色々な商品が出回っていますが、諸外国では結構規制対象となっている成分なので、我が家は子供には危険と判断し使用していません。
基本的には露出を防ぐ物理的な対策が一番効果的だと思っているので、虫除けスプレーはお守り的な意味合いが強いですね。
初めに釣れたのはシマアジの幼魚。
10cmほどの可愛らしいやつでした。
彩度の高い水色の魚体に眩い黄色いライン。
シマアジが釣れると夏の気配を感じますね。
その後はアジがポツポツと釣れましたが、サイズは少々小ぶり。
体長10cm前後のいわゆる豆アジでした。
唐揚げにはちょうど良さそうなサイズですね。
アジビシ(カゴ釣り)仕掛けではアタリが取りにくかったので、下にオモリがくる胴付き仕掛けに変更しました。
また、初めは5号針のサビキを使用してましたが針外れが多く、これまた途中から胴付き2本針(アジ針)に変更しています。
仕掛けはこんな感じ。
- ウキ(発泡電気ウキ10号)
- 上カゴ(透明プラスチック)
- ハリス(胴付き2本針)
- ナス型オモリ10号
本日の釣果
- シロギス…1匹
- シマアジ…1匹
- アジ…6匹
- メゴチ…1匹
シロギスとメゴチの天婦羅でいただきます
今回釣ったシロギスとメゴチは天ぷらで美味しくいただくことにしました。
シロギスの身は透き通るように綺麗。
しかもさばきやすいのがいいところ。
サクッとさばいて、カラッと揚げていただきます!
中骨は一緒に素揚げで美味しくいただけますよ。
今回は5月が旬のソラマメも一緒にあげてみました。
旨々ぁ〜。
まとめ
魚のサイズはそれほど大きくありませんでしたが、なかなか楽しい釣行でした。
特に今からのシロギスは型が大きく脂も乗って食べ応え満点。
友人からおすそ分けしてもらったシロギスを天ぷらでいただきましたが、これまた美味。
初夏までは型の良いシロギスが狙えるというので、ちょっとしばらくはシロギス狙いの釣行でも良さそうな気すらしています。